ゴルゴンのマスク、セリヌンテ神殿のメトーパから復元されたテラコッタの一部（紀元前575 - 570年）、パレルモ国立博物館。

メドゥーサ ゴルゴンは、髪の代わりに蛇を持つ怪物の姿をしたギリシャ神話の人物で、目を見た者を石に変える力を持っていました。メドゥーサは、唯一の死すべきゴルゴンであるため、ペルセウスの神話と密接に結びついており、彼によって首を切り落とされて殺されました。

ゴルゴンは、ファウヌスやシレノスとともに、ギリシャ人やローマ人が自宅の外に置いていた守護の対象であり、その怪物のような姿で悪霊を怖がらせ、しばしば挑戦の表現として舌を出していました。 

"メトーパは地元の芸術家の作品で、アポロに捧げられたセリヌンテのC神殿の装飾に属していました。メドゥーサは、1823年に発見されパレルモで復元された断片によると、神聖な建物の正面にも描かれており、これはコルフ島のアルテミス神殿（紀元前590年頃）の著名な前例を考慮すると珍しいことではありません。しかし、コルフ島ではメドゥーサのコリント式の図像が完全に尊重されているのに対し（参照：作品説明02）、セリヌンテ神殿の正面では顔/マスクのみに限定されていました。物語的な要素が全くない正面に比べ、メトーパはアテナに護衛されたペルセウスがメドゥーサの首を切り落とそうとしている場面を表しています。神と英雄は人間の特徴を持つ一方で、メドゥーサは完全にコリント式のモデルに従っており、シチリアでは約半世紀前のシラクサのテラコッタに有名な証拠があります（参照：作品説明02）。彼女は口を大きく開け、舌を顎に出し、右腕の下にペガサスかクリサオールを抱え、膝をついて走っています。芸術家は三つの像を長方形の枠内に圧縮し、同時代の彩色陶器の絵画に対応する立体作品を作り出しました。おそらくそれが最も直接的な参考モデルです。"

ロレンツォ・リカルディ

古代風のメドゥーサの装飾で敵を怖がらせよう！

• 素材：テラコッタ、手作り
• 屋内外両用
• サイズ：12 x 14 x 5 cm
• 重さ：290グラム 

製品 イタリアで

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